少子化だからこそ子育て世代のフリーランスを応援！★ツナグ×会計バンク「会計ミーティング」

2023年7月19日（水）、会計バンク株式会社は、合同会社まなびの木が足立区五反野で運営する多目的コワーキングスペース「ツナグ」でフリーランス・個人事業主の方を対象に、「フリーランス集合！気軽に税理士に相談もできる会計ミーティングin足立」を開催いたしました。

講師に久保佑紀税理士先生をお招きし、会計・経理業務についてのセミナーを開催したのち、ランチを食べながら先生に税務相談ができる自由時間を設け、フリーランスの方々のお悩みを解消できるような企画を目指しました。以下はそのイベントレポートです。

今回のイベント開催場所であるツナグは、オープンスペース･半個室･小上がり･キッズスペースの4種類を備えた多目的コワーキングスペースです。

運営元である合同会社まなびの木・代表の渡辺 暁子さんは、行政書士としてフリーランスで活躍しながら二人のお子さんの育児を続ける日々の中で、「子ども連れで仕事ができるコワーキングスペースがあれば、自分のように悩んでいる方の力になれるのではないか」と考えたことをきっかけに、ツナグを開設したそうです。

個人事業主やフリーランスという働き方は会社員に比べて、場所や時間にとらわれないために、子育てとの親和性が高いと言われています。実際に渡辺さんも会社員として働きながらの子育てに限界を感じ、独立したという経緯の持ち主です。

しかし、フリーランスになると、自由だからこその責任も大きくのしかかってきます。また子育てについても、フリーランスという新しい働き方だからこそ、行き届かない支援もあると渡辺さんは感じたそうです。自宅とは別に子連れで働ける場所がほしい、というのも自身の経験から気づいたニーズの一つでした。

ツナグを開設した当時はこのようなコワーキングスペースに需要はないのではないか、という意見もありましたが、コロナ禍でテレワークという働き方が広まった動きも助けになり、現在は利用者も大変増えてきたそうです。

また合同会社まなびの木はツナグに併設した保育園も運営しており、朝にお子さんを保育園に預けてツナグで仕事をして、仕事が終われば迎えにいく、という形でも働くことができます。新しい働き方が増えてきた今を支えるサービスと言えるでしょう。

今回のイベントは、「子育て世代のフリーランスを応援したい」という目的で開催されました。具体的には、会計・経理業務の効率化の方法や必要な知識を伝えることが目標です。

一日は24時間と決まっていますから、子どもとの時間を大切に過ごすには、それ以外の時間をできるだけ短縮することが必要です。会計・経理業務は様々な工夫やツールの導入によって大きな業務効率化を図ることができるので、「もっと時間が欲しい」と感じている子育て世代のフリーランスの方が学ぶ領域としてはぴったりです。

本業の方が優先される中で、なかなか経理の効率化を実現できていないフリーランスの方は珍しくありません。そんな方に向けて、実践的な方法をお伝えしていきたいという趣旨のイベントです。

しかし、わたしたち会計バンクは、これまで子育て世代にターゲットを合わせたセミナーの実績はありません。そこで渡辺さんおよび合同会社まなびの木と協力することで、そのような方々に届くイベントを開催したいと考えたのです。

渡辺さんも、会計・経理業務の効率化の重要性については日々の業務の中で実感しているそうで、そのような情報を伝えることは、忙しい子育て世代への支援になるはずです、と会計バンクの趣旨に同意していただきました。

こうして開催された「フリーランス集合！気軽に税理士に相談もできる会計ミーティングin足立」では、普段よりツナグを利用しているフリーランスや個人事業主の方に足をお運びいただきました。

まずは、会計バンクによるご挨拶、合同会社まなびの木の代表・渡辺様によるご挨拶に続きまして、久保税理士先生によるセミナーが30分開かれました。

「子育て世代のフリーランス応援会計ミーティング～効率的な経理処理・確定申告・インボイス対策～」と題したこのセミナーでは、まず初めに経理・会計業務を効率化する上でのポイントを解説いたただきました。

たとえばレシートを収集する段階で「これは経費にできるのかどうか」を考えると時間がかかってしまうので、いったんは全てを集めること、会計ソフトやシステムを導入してネットバンク・クレジットカード・電子マネーの取引を自動で取り込める仕組みを作ること、などがあげられました。

また久保先生によれば、経理に関して収集や記録にかける時間はできるだけ短くするべきだが、逆に経営上で大切な分析には時間をかけるべきだそうです。分析とは、たとえば売上の推移や、どのような経由を経て顧客が増えているか、粗利益が黒字になっているかどうか、赤字になっているのであれば、それはなぜなのか、などがあげられます。

資金繰りについても、最低でも売上の一か月分、理想は三か月分を確保した方がよく、もっと先の期間についてもその金額が確保できるかどうか考えた方が良いなどの、実践的なお話にも踏み込んでいました。

さらに会計業務の集大成ともいえる確定申告についてや、今年10月より新しく始まるインボイス制度についても、免税事業者と課税事業者に分けたそれぞれの対応について簡単に解説いただきました。特にインボイス制度については、フリーランスの皆さんが気になるトピックと言えるでしょう。

久保先生のセミナーの後で、わたしたち会計バンクがご提供している会計アプリ「スマホ会計FinFin」のご紹介をさせていただきました。月額プラン650円（年額プラン5,600円、月額換算467円）で経理業務や確定申告まで行える、というご説明をすると、参加者の方からも次々に質問が来て、興味を持っていただくことができました。

もともとスマホ会計FinFinは個人事業主専用のアプリで、法人の会計には対応していません。機能を必要なものに絞ることで、低価格帯でのご提供を実現しています。

この日、イベントにお越しいただいた方からは、「売上がまだ少ないので、コストがかかる会計システムは導入したくないと思っていました。この値段で確定申告まで対応できるなら、とてもいいですね」と嬉しいご意見をいただきました。まさにそのような方々に、スマホ会計FinFinは使っていただきたいと考えております。

最後に、久保先生と参加者の方々でランチを食べながら、個別に税務質問を相談できる時間を設けました。

「税理士の方に仕事をお願いするメリットとデメリットを教えてください」「プライベートと別に事業用のクレジットカードは新しく作った方がいいですか」「赤字であっても確定申告は必要なのでしょうか」など、リアルな相談が飛び交い、久保先生もその一つ一つに熱心に答えていました。

最後には開業した経緯や子育てでのお悩みにも発展し、会話も盛り上がって楽しいひと時となりました。歓談する方々の笑顔で、主催した私たちも報われる思いがしております。

少子化が深刻な問題となっている今、自由な働き方と子育て支援の重要性は今後も高まっていくことでしょう。コワーキングスペースツナグでは、会計・経理関連以外にも、働く方々を支えるための様々なイベントや体験会を行っております。ご興味をお持ちの方はぜひとも公式HPをご覧ください。

コワーキングスペースツナグ
https://office.tsunagu-spot.com/

確定申告は、会計アプリ「FinFin」を使えばスマホで簡単におこなうことができます。

スマホで撮影するだけでレシートや領収書が簡単に取り込め、仕訳も該当する項目を選ぶだけで完了します。税務署へ行かなくても、自宅にいながらスマホだけで確定申告ができます。確定申告をしたいと考えている個人事業主の方は「FinFin」を試してみてください。

会計バンクでは、今後もフリーランスの方向けのお役立ちセミナーを開催していく予定です。ＨＰの「お知らせ」やＳＮＳ，メールマガジンにてご案内していますので、ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。