フリーランス・個人事業主のための
Finタメ・マガジン

軽減税率とは?対象品目・対象外一覧と標準税率10%との違いをわかりやすく解説【2026年版】

レジ打ちをしている笑顔な男性

軽減税率とは、一部の飲食料品などの生活必需品について、通常の消費税率10%ではなく8%を適用する制度です。2019年10月の消費税率引き上げと同時に導入され、現在も継続しています。しかし、「どの商品が8%なの?」「コンビニで買う場合は?」「テイクアウトとイートインはどう違う?」など、判断に迷うケースも少なくありません。

また、個人事業主やフリーランスにとっては、軽減税率の対象商品を正しく区分し、請求書や帳簿へ反映することが重要です。インボイス制度では、税率ごとに区分した記載も求められるため、制度を正しく理解しておく必要があります。

この記事では、軽減税率の仕組みや対象品目、標準税率との違い、間違えやすいケースまで2026年時点の制度をもとにわかりやすく解説します。

▶︎この記事でわかること

・軽減税率とは何か、標準税率との違い
・軽減税率8%が適用される対象品目・対象外品目
・テイクアウトやイートインなど判断に迷いやすいケース
・個人事業主・事業者が知っておきたい軽減税率のポイント
・インボイス制度との関係

1. 軽減税率とは?8%が適用される制度

軽減税率とは、一定の商品・サービスについて消費税率を8%に据え置く制度です。

2019年10月1日に消費税率が8%から10%へ引き上げられた際、家計への負担を軽減する目的で導入されました。現在、日本の消費税には次の2種類の税率があります。

税率 対象
10%(標準税率) 軽減税率対象以外の商品・サービス
8%(軽減税率) 一定の飲食料品・新聞

そのため、同じ店舗で購入した商品でも、8%の商品と10%の商品が混在することがあります。軽減税率が導入された目的については、以下の記事をご覧ください。

軽減税率の制度はどんな理由でできたの? 軽減税率の適用対象は?

2026年最新|「食料品の消費税ゼロ」議論はどうなっている?

2026年現在、物価高対策の一つとして、「食料品の消費税を時限的に0%とする案」が政府・与党を中心に議論されています。現在の軽減税率は8%ですが、飲食料品(酒類・外食を除く)の税率を一定期間0%または1%へ引き下げる案が検討されています。

ただし、2026年7月時点では制度改正は決定していません。 財源や実施時期、事業者のレジ・システム改修などの課題があり、今後も国会で議論が続く見込みです。

2. 軽減税率の対象になるもの・ならないもの

軽減税率(8%)の対象となるもの、標準税率10%が適用されるものは以下の通りです。

軽減税率対象品目(8%) 標準 税率対象品目(10%)
米、肉、魚、野菜、みりん風調味料(アルコール1%未満)など ビールなどの酒類(アルコール1%以上)など
テイクアウト、宅配、学校給食、有料老人ホームでの食事など イートイン・レストランなどの外食、学生食堂・社員食堂での食事など
清涼飲料水、ミネラルウォーターなど 水道水
週2回以上発行の定期購読新聞 電子版新聞、コンビニ販売の新聞など

テイクアウトは軽減税率の対象

飲食店で購入した商品でも、持ち帰り(テイクアウト)であれば軽減税率8%が適用されます。例えば、以下のようなケースは軽減税率の対象です。

・コンビニのお弁当を持ち帰る
・ハンバーガーをテイクアウトする
・宅配サービスで料理を注文する

3. 個人事業主・事業者が知っておきたいポイント

軽減税率は消費者だけでなく、個人事業主や法人にも影響があります。飲食料品など軽減税率対象の商品を取り扱う事業者は、税率ごとに売上や仕入れを区分して管理する必要があります。

軽減税率対象商品を販売している場合は、【8%の売上】【10%の売上】を分けて帳簿へ記載しなければなりません。この作業を「区分経理」といいます。軽減税率の対象商品を取り扱う事業者(原則課税を選択している場合)は、消費税を正しく計算するために、8%と10%の取引を分けて帳簿へ記録する必要があります。

また、仕入税額控除を受けるには、「軽減税率の対象商品であること」や「税率ごとの税込金額」が記載された請求書を保管しておくことが必要です。この仕組みを「区分記載請求書等保存方式」といいます。

 

 

4. インボイス制度では税率ごとの記載が必要

インボイス制度(適格請求書等保存方式)では、請求書に次の内容を記載する必要があります。税率を区分せずに請求書を作成すると、取引先に迷惑をかける可能性もあります。

・8%対象金額
・10%対象金額
・税率ごとの消費税額

しかし、軽減税率を手作業で管理すると、税率の入力ミスや計算ミス、請求書の記載漏れ等が発生しやすくなります。会計ソフトや請求書作成サービスを利用すれば、税率を自動で判定・計算できるため、日々の経理業務を効率化できます。

軽減税率やインボイス対応も「FinFin」で簡単に

軽減税率の対象商品を扱う事業者は、請求書や帳簿で税率を正しく区分して管理することが重要です。

「請求書FinFin」なら、8%・10%それぞれの税率に対応した請求書をスマホで簡単に作成できます。さらに、「確定申告FinFin」と連携すれば、日々の取引データをそのまま確定申告に活用でき、経理業務の負担を大幅に軽減できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 軽減税率はいつから始まりましたか?

A:2019年10月1日の消費税率引き上げと同時に導入されました。2026年時点でも制度は継続しています。

Q. 軽減税率はなぜ導入されたのですか?

A:消費税率が8%から10%へ引き上げられた際に、家計への負担を軽減することを目的として導入されました。

Q. テイクアウトとイートインで税率が違うのはなぜですか?

A:持ち帰りは飲食料品の販売ですが、店内で食べる場合は「外食サービス」に該当するためです。

Q. インボイス制度でも軽減税率は関係ありますか?

A:はい。適格請求書には8%と10%を区分して記載する必要があります。

Q. 軽減税率の対象は今後変わる可能性がありますか?

A:税制は毎年見直される可能性があります。制度が変更される場合もあるため、最新情報は国税庁の公表内容を確認しましょう。

まとめ(3行要約)

・軽減税率とは、飲食料品など一部の商品に8%を適用する制度です。
・酒類や外食は対象外となり、標準税率10%が適用されます。
・個人事業主は区分経理やインボイス制度への対応が必要です。

請求書FinFin 5秒で発行!スマホで請求書 確定申告FinFinスマホで完結!カンタン確定申告アプリ