住宅ローン控除とふるさと納税は併用できる?控除額への影響・計算方法・2年目の注意点を解説
住宅ローン控除を受けていると、「ふるさと納税は併用できる?」「控除額に影響はある?」と気になる方も多いでしょう。結論からいうと、住宅ローン控除とふるさと納税は併用できます。 ただし、住宅ローン控除によって所得税や住民税が軽減されることで、ふるさと納税の控除上限額が変わる場合があります。
この記事では、住宅ローン控除とふるさと納税を併用する際の仕組みや注意点、初年度と2年目以降の違い、上限額への影響についてわかりやすく解説します。
また、住宅ローン控除の初年度など確定申告が必要な場合は、スマホで簡単に確定申告できる「確定申告FinFin」がおすすめです。質問に沿って入力するだけで申告書類を作成できるので、初めての方でもスムーズに手続きを進められます。
| ▶︎この記事でわかること
・住宅ローン控除とふるさと納税を併用できるか |
目次
1. 住宅ローン控除とは
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用してマイホームを購入・新築・増改築した場合に、一定の要件を満たすと所得税や住民税の負担を軽減できる制度です。
住宅ローン控除のポイント
・控除額:年末時点の住宅ローン残高の0.7%
・控除対象:所得税(控除しきれない場合は住民税)
・控除期間:住宅の種類や入居時期に応じて最大13年
・対象住宅:新築住宅、認定長期優良住宅、省エネ基準適合住宅など
住宅ローン控除によって所得税や住民税が減るため、ふるさと納税の控除上限額に影響する場合があります。
※税制は改正される可能性があるため、最新情報は国税庁等でご確認ください。
2. ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、出身地や居住地に関係なく、自分が応援したい自治体へ寄付ができる制度です。寄付をすると、地域の名産品などの返礼品を受け取れるほか、寄付金額から2,000円を差し引いた額について、所得税や住民税の控除を受けられます。
控除を受ける方法
ふるさと納税の控除を受ける方法には、「ワンストップ特例制度」と「確定申告」の2種類があります。
| 手続き方法 | 内容 |
|---|---|
| ワンストップ特例制度 | 確定申告をせずに控除を受けられる制度。控除額の全額が翌年度の住民税から控除される。利用できるのは、確定申告が不要な給与所得者で、寄付先自治体が5団体以内の場合。 |
| 確定申告 | 寄付金控除として申告する方法。所得税は還付され、住民税は翌年度に減額される。医療費控除や住宅ローン控除の初年度など、確定申告が必要な場合はこちらを利用する。 |
また、ふるさと納税はやり方を間違えると損してしまう可能性もあります。ふるさと納税で損しないためのポイントは、以下の記事をご覧ください。
3. 住宅ローン控除とふるさと納税を併用するとどうなる?
原則|ほとんどの人は併用しても問題ない
住宅ローン控除とふるさと納税は別制度のため、基本的には両方利用できます。ただし両制度とも税金の控除制度であるため、税額が少ない場合は控除しきれないケースがあります。
注意|ふるさと納税の上限額が下がる場合がある
住宅ローン控除によって住民税の控除枠が利用されると、ふるさと納税の特例控除額に影響することがあります。
特に以下の方は要注意です。
・所得が比較的低い
・住宅ローン残高が大きい
・共働きではない
・他にも医療費控除などを利用している
この場合、一般的なふるさと納税シミュレーターで表示される上限額より少なくなることがあります。
4. 併用時のシミュレーション
ふるさと納税と住宅ローン控除を併用する場合の控除額について、年収380万円・独身の会社員を例にシミュレーションしてみましょう。
| 項目 | 金額・内容 |
|---|---|
| 給与所得控除後の金額 | 260万円 |
| 所得控除の合計額 | 105万円(基礎控除48万円、社会保険料控除57万円) |
| 課税所得金額 | 155万円 |
| 所得税 | 7万7,500円(課税所得155万円 × 5%) |
| 住民税 | 16万円(所得割10%+均等割5,000円) |
| 前提条件 | ①前年度の課税所得金額も155万円と仮定
②住宅ローン控除額:18万円 (住宅ローン控除の住民税からの控除上限額:9万7,500円) ③ふるさと納税:3万7,000円寄付 |
ワンストップ特例を利用した場合
ワンストップ特例では、ふるさと納税の控除額3万5,000円が全額住民税から控除されます。また、住宅ローン控除のうち所得税から控除しきれない9万7,500円も住民税から控除されるため、控除を無駄なく利用できます。
控除適用後の税額
・所得税:0円
・住民税:16万円 − 9万7,500円 − 3万5,000円 = 2万7,500円
確定申告を利用した場合
確定申告では、ふるさと納税の控除額3万5,000円が所得控除となり、所得税が1,750円軽減されます。その結果、住宅ローン控除を所得税から多く使うことになり、住民税から控除できる住宅ローン控除の一部(6,750円)が使い切れなくなります。
控除適用後の税額
・所得税:0円
・住民税:16万円 − 9万7,500円 − 3万3,250円 = 2万9,250円
5. 住宅ローン控除の初年度と2年目以降の違い
初年度は確定申告が必要
会社員であっても、住宅ローン控除を初めて受ける年は確定申告が必要です。そのため、ふるさと納税も確定申告で申請する必要があります。
▼初年度のポイント
・住宅ローン控除 → 確定申告
・ふるさと納税 → 確定申告
※ワンストップ特例は利用できません。
2年目以降は年末調整で対応できる
会社員の場合、住宅ローン控除は2年目以降、年末調整で手続きできます。そのため、ふるさと納税についても条件を満たせばワンストップ特例を利用できます。
▼2年目以降のポイント
・住宅ローン控除 → 年末調整
・ふるさと納税 → ワンストップ特例または確定申告
年末調整において必要な準備やスケジュールについては、以下の記事をチェックしてみてください。
6. 住宅ローン控除とふるさと納税を併用する際の注意点
ワンストップ特例は確定申告すると無効になる
ふるさと納税でワンストップ特例を申請していても、その後確定申告をすると無効になります。住宅ローン控除初年度は確定申告が必要なため、ふるさと納税も必ず申告しましょう。
上限額を超えて寄附すると自己負担が増える
住宅ローン控除の影響で上限額が下がっている場合があります。前年と同じ金額を寄附すると、一部が自己負担になる可能性があるため注意しましょう。
制度改正が行われる場合がある
住宅ローン控除やふるさと納税は税制改正の対象となることがあります。最新情報は国税庁や総務省の情報を確認しましょう。
FinFinならふるさと納税も住宅ローン控除もまとめて管理できる
ふるさと納税と住宅ローン控除は併用できます。ただし、住宅ローン控除の初年度や医療費控除などを利用している場合は、ふるさと納税の控除を正しく反映させるために確定申告が必要になることがあります。
そんなときは、スマホ一つで簡単に確定申告できる「確定申告FinFin」がおすすめです。簡単な質問に答えて入力するだけで、自動で控除を反映して確定申告書類を作ってくれます。手間なく正確に確定申告をしたい方は、ぜひ使ってみてください。
よくある質問(FAQ)
Q:住宅ローン控除とふるさと納税は併用できますか?
A:はい、併用できます。ただし住宅ローン控除の影響で、ふるさと納税の上限額が下がる場合があります。
Q:住宅ローン控除の初年度でもワンストップ特例は使えますか?
A:使えません。住宅ローン控除初年度は確定申告が必要なため、ふるさと納税も確定申告で申請します。
Q:住宅ローン控除2年目は確定申告が必要ですか?
A:会社員の場合、通常は年末調整で手続きできます。
Q:住宅ローン控除を受けるとふるさと納税は損になりますか?
A:必ずしも損にはなりません。ただし上限額が下がるケースがあるため事前確認が重要です。
Q:上限額はどうやって確認すればいいですか?
A:ふるさと納税サイトのシミュレーターや税理士、確定申告アプリなどで確認できます。年収や家族構成などに応じた上限額を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ(3行要約)
・住宅ローン控除とふるさと納税は併用できる。
・住宅ローン控除初年度は確定申告が必要なため、ワンストップ特例は利用できない。
・住宅ローン控除の影響でふるさと納税の上限額が下がる場合があるため、事前シミュレーションが重要。









